石原算数教育研究室

  • 4年のへやにもどる
  • わりざんひっさん1(÷1ケタ)

  • どうすればいい

     わり算の筆算は1学期中に÷1ケタ、÷2ケタをやり終えるようになっています。これまで横式暗算で学習してきたわり算が突然筆算になるので、とまどう子が出ます。というのは、たし算、ひき算、かけ算に比べるとわり算の筆算計算手続きはかなり複雑な思考が要求されるからです。例えば63÷8だと、63を8で割るといくつになるか予想を立て、予想した商と割る数の積を比較して積が大きすぎたら商を修正する必要が出てきます。そして再度計算しなおすという手続きが必要になります。それだけでも大変なのですが、九九があやしい子、くり下がりがあやしい子は、ついていけなくなります。
     まず「何を何で何で割って何を求める」のかをはっきりさせ、その解決方法のひとつが筆算であることをタイルを筆算計算の中で操作していくことが大事です。その次にかけ算九九を覚えらえていない子には「九九表」を渡したり黒板の上に張り出して九九が出ない時には表を見てやるようにいう配慮が必要です。
     それから、教科書では扱っていないのですが筆算の初めは9÷3、8÷3、12÷3、16÷5などの「もとになるわり算」の問題を入れるようにしてください。この段階をもうけることでつまづきを未然に防げます。

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