私は退職して10年になる元小学教員です。在籍中は主に算数教育法の研究をしていました。退職した現在も地域の子どもの勉強を見るかたわら算数クリニックを開いて算数でつまずいた子の勉強を見ています。
昔から算数のできが悪いのは、その子の能力の問題だと思われています。確かにそういったハンデを持った子もいます。しかし、わたしは算数がうまく理解できない子どもの大半は教科書の教え方に原因があると思っています。
実は、教科書通の教え方と異なる方法で教えるとそれまでさっぱり算数が分からなかった子がすらすらと分かるようになる体験を何度もしているからです。私たちは教科書の考え方に間違いはない。算数の教科書を理解することや覚える事が算数を勉強することだと思い込まされています。しかしそれは嘘です。特に算数は体験や操作を通して学ぶ必要があり、体験操作のさせ方は様々なバリエーションがあるのです。体験や操作に基づく教え方をすることで子どもたちは考える力が身につきます。それが算数を教えると言うことなのです。
教科書算数ではわからなかった子もわかって楽しめる算数の教え方があります。
このページは、そういった教え方を世に広めるために創りました。
1954(昭和29)年香川県生まれ。78年龍谷大学卒業。その後様々な職業を体験し81年香川県で小学校教師となる。
元四国地区数学教育協議会委員長
元日教組カリキュラム改革委員(算数教育)
著書
「算数を探しに行こう」(デジタルハリウッド出版局)(新潮文庫)
「算数少女ミカ 割合なんて怖くない」(日本評論社)
編著
「まるごと算数」(喜楽研)
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